先日、朝日新聞の折込で「えほん」の特集をしていました。
私の中でも最近「えほん」がブームなので、興味深く拝見しました。
戦後に生まれた多様な作品は、
「絵本は、子どものための単純なもの」という固定観念を打ち破っていった。
いまや読者は大人にまで広がっている。
シンプルな物語からはさまざまな「行間」を読み取ることができ、
時に大人も心揺さぶられるのだ。
出典:朝日新聞グローブ 通巻67号
絵本の行間を読むことで、絵本には様々な解釈が存在するわけで、
「大人は知らず知らずに自らの知識や経験、価値観で『行間』を補って読んでいる」
と岡田(happytack注:「絵本のソムリエ」岡田達信さん)。
大人にとって絵本は自分を映す鏡になることもあるのだ。
(中略)自分なりの読み方ができる絵本の奥深さも、
大人をひきつけているのだろう。
出典:朝日新聞グローブ 通巻67号
と、締めくくっています。
絵本は「ことば+絵」という手段により、様々なメッセージを同時に発信できて、
様々な解釈を受け入れるふところの広さもある、
すごいメディアなんだなぁと感じました。絵本のもつ力にすごく可能性を感じました。
朝日新聞の見出しも、とってもよかったのでこれも引用します。
- えほんは、ひとときの やすらぎを もたらす
- えほんは、こどもの きもちを ゆたかにする
- えほんは、おとなの こころも うつす
- えほんは、こころが あたたまる
出典:朝日新聞グローブ 通巻67号
「絵本のソムリエ」岡田達信さんの関連サイト・著書